特別セミナー
日時:2007年11月26日(月)12:15-13:00
場所:地震火山・防災研究センターセミナー室(E071)
講演者:Dr.Nemesio Perez
(Institute of Technology and Renewable Energy, Tenerife, Spain)
講演タイトル:Diffuse CO2 emission and volcanic activity







講師紹介(セミナー主催者:地震火山・防災研究センター准教授  鷺谷 威)

Perez博士は,大西洋に浮かぶカナリア諸島のテイデ火山を中心に,火山ガスの観測から火山活動のモニターを行っていますが,東大のグループ等と協力して, 世界各地の火山でガスの観測を行っています.一例として,2000年有珠山噴火の前に山体から放出されるCO2が噴火前に増加したという報告もあります.島原市で開催されたCities onVolcanoes(第5回火山都市国際会議 2007/11/19-23)に参加後に当センターで講演をしていただきました.


[セミナーの感想]

CO2は火山ガスの中の主要成分の一つで,その特徴としてはマグマが上昇する過程で,最初に出て来る(もっとも深いところで出て来る)ガスです.したがって,火山活動モニタリングの上で非常に重要です.Perez博士らのグループは,世界中の火山において火山ガスの測定をされてきており,その話をまとめて聞く貴重な時間となりました.CO2は植物からも放出され,微小な火山性ガスの検出という点からも重要な,植生からのCO2放出と,火山性のCO2放出の分離についても解説していただき分かりやすかったと思います.近年の伊豆大島の観測によると,CO2放出量の変化と地震活動・地殻変動の変化との関係が明瞭にしめされてきたこともあり,今後益々CO2モニタリングのが重要になっていくと感じました.

(地震火山・防災研究センター助教 中道治久)


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